2015/08
8/29 大輪の華
オレずっと「大輪の華」って、馬鹿デカい乳輪のことかと思ってた。あと「天網恢恢疎にして漏らさず」もうんことかおしっこの話かと思ってたし、「青天の霹靂」も・・・あ、これは別にないや。
とにかくクリムゾンの犯した罪はデカい。そりゃもうカラス避けみたいな乳輪みたいに。
8/28 乳首デカ男の受難
いやー、近頃暑くて嫌になってしまいますねぇ。わたし汗でべたつくのが嫌なもんですから乾きやすい服、いわゆる速乾性インナーって言うんですかね少し表面がザラザラしたTシャツをよく着るんでございますよ。
それでこの間ちょっと買い物にでも行こうかなと思いましてその日も例にもれず速乾性のTシャツを着てこうバイクに乗ったわけでなんです。 キュルルブロロロロロロロ・・・とお気に入りのバイクでね、軽快に国道を走っていたらなんだか嫌な予感がするんです。 あたりの気温がスッと下がったようなそんな気がしまして、胸がざわざわざわって・・・誰かに触られているような感触があるんです。
驚いて下を向いてもそこにはなんにもなくて、それでも何かに胸をまさぐられているような感触はずっと続いていて、いやだな、いやだなーなんて思いながらもバイクを走らせつづけていたんですよ。 それが10分ほど続いたでしょうかね、ついに気が付いてしまったんです。
ハッ・・・私、風圧で感じている・・・風ではためいたTシャツが乳首に擦れて感じてしまっている・・・と
そう気付いたものの止まることもできずただただ耐えるだけの私。しばらくしてあえなく果ててしまいました・・・、
次は、アナタの番かもしれません・・・
8/27 おっぱいぱいぱいぱいんぱいん
小生、無類のおっぱい好きである。オッパイ好きではない、おっぱい好きである。オッパイとおっぱい、この2つの間にはそれはもう深くそして広い隔たりがある。全然違う、別物。辻仁成と辻仁成くらい違う。 「オッパイ」こちらのオッパイはどうしても固そうだ、という印象が拭えない。 そりゃ固いって言ったって鉄とか梅沢富美男の頭とかと比べりゃカタカナのオッパイだって柔らかい部類に入るだろうが今はそういう話をしてるんじゃない。 おっぱいの柔らかさをゼリーと表現するならばオッパイは寒天だ。 ゼリーはゼリーとしての形を保ちながらもまだ自らは液体であるかのような挙動を見せるが寒天となるとどうだ「ちっす、固体ッス」と言わんばかりのブリンとした佇まい。 それにゼリーは熱が出たときとかにのみ母親が買ってくるというプレミア感があるが寒天なんてばあちゃんちに行けばいくらでもある、あのオブラートに包まれた奴が何個でも。マップ移動すると無限に復活するからレベル上げに最適な場所のそこそこ強めの雑魚キャラみたいに何個でも出てくる。そこにはプレミア感も何もない。 そういう意味でおっぱいにカタカナは似つかわしくないのだ。
さらに言えばオッパイには「たゆんたゆん」という擬音が似合わない。 この「たゆんたゆん」という擬音、これを発明した人に僕はもうノーベル文学賞でも物理学賞でもなんでもいいから受賞してほしい、 そう思うほどに革命的な擬音でしてまず「た」、これがおっぱいを下からやさしく持ち上げたときのあの瑞々しさ加えてゲル的な性質を完全に捉えていて、「た」と1文字発するそれだけで人々に波紋がおっぱいを伝わっていく柔らかさを想像させます。 そしてその後に続く「ゆん」は、慣性によってその場にとどまろうとするおっぱいが下から加えられた力により変形そしてワンテンポ遅れ上へと持ち上がりその後重力によって再び元あった位置へと落ちてくる、そんなおっぱいの持つ質量を感じさせるのだ。 なにより「た・ゆん、た・ゆん」と口に出してみたときの跳ねるようなリズムがおっぱいの揺れを見事に表していて、ただ「たゆんたゆん」と言っているだけで上質なエロGIF画像を見ているような気分にさせてくれるのだ。
そんな擬音界の至高、「たゆんたゆん」がオッパイには絶望的に似合わない。
たゆんたゆんとゆれるおっぱい
たゆんたゆんとゆれるオッパイ
わかりやすく両者を並べてみたがどうだろうか上の文章の美しさ。なんならもう国語の教科書に載ってていい、もしかしたらすでに種田山頭火あたりが一句読んでてもおかしくないレベルの美しさ。 それに比べてなんだね下のちぐはぐさは。MAKIDAIのVTRに対するコメントみてぇじゃねえか。全然なってない。オッパイの使用が許されるのは第二次性徴までだから。 そんでオッパイにふさわしい修飾語は
ふるふると小さく震えるオッパイ
だから。この場合にのみオッパイの使用が認められるから。 あとゴリゴリに硬いシコリが出来て「そういえば男でも乳がんになるってテレビでやってたよな・・・」って真剣に悩んでる男子中学生のオッパイの場合もカタカナだから。
と、ここまでつらつらとおっぱい論を語ってきたけれどいい加減本題に入らないと終われないというかいつまでたっても当初想定していた路線に話が入っていかないのでここらで「えいっ」 と線路のアレを強引に切り替えることにしようと思いますわ。いやな、乳首がめっちゃ感じんねん。
というのもさ、これだけおっぱいが好きだとエロ動画とか見るときもおっぱい側の視点になってしまうんですよ。 あの肩のところにゴリゴリの刺青が入った人の方じゃなくておっぱい側、つまり女性側目線に立ってシコりに興じてしまうんですよ。
そんないわばトランス状態に入ってるときに思わず僕自身の乳首に触ってしまったことがありまして、もう思わず声でたよね。
「実に気持ちいい・・・」
って。もうそれからどっぷり乳首開発にハマってしまって乳首をチョークに見立てて数式書く勢いよ。 何の因果かチンポに上手い具合に装着することによって刺激を生み出すメカが丁度手元にあったから両手をフルに使っていじくりまくってたらさ
なんかバカみたいにデッカくなってきちゃったんだけど・・・も〜、まいっちんぐ!
8/26 ベリーベリーロングスリーパー
マジ睡眠なんなん?なんか夕方までの予定だったバイトが昼で終わってさ、ちょっと寝るかって起きたら夜10時、そんで「ちゃんと生活リズム整えなきゃな」とかいって12時に寝たら16時。
マジなんなん?コアラ?ユーカリの葉っぱから得られる栄養が少ないから消費エネルギーを抑えてんの?その割に体バッキバキなんですけど、腰とか腰とか腰とか。
しかもそのあと17時からまたバイト入ってるんですけど?なにこの自由時間の無さ、プールの授業でももうちょっとあったわ。
マジなんなん?キレたわ、もう寝る。
じゃあな。
8/25 桃の天然水
徹夜しててちょっとお腹空いたから夜食買いに行ったらさ、なんか微妙に雨に降られて気持ち悪いからとりあえず服全部脱いで、シャワー浴びるのもめんどくさいから適当に洗面台で頭洗ってたら、またチョロって出ちゃった。もうジジイじゃん。8/24 空きっ腹にミルク
飲み会の前には牛乳を飲む。これが僕の流儀だ。これは「牛乳を飲むと胃に膜が作られてアルコールの吸収が抑えられる」という効果を狙っての行為でももちろんあるのだが、僕にとっては「初心に立ち返り自分を戒める」という儀式的な側面が強い。
何年位前の話だろうか、高校の友達と居酒屋に行くことになった。その予定が決まってからというもの僕は異様に浮足立っていた。 高校を卒業し別々の大学へと進学した友人と久々に顔を合わせることももちろん楽しみだったのだが、そもそも外で酒を飲むことが初めてだったのだ。たぶん他のメンバーも同じ気持ちだったとおもう。 それは僕を含めた4人中2人が無意味にギターを背負ってきたことからも読み取れる。なんだろう、そうでもしないと店員に舐められると思っていたのだろうか。邪魔だから置いてこい。
そして全員が揃うとまずは作戦会議。 西口にしようか東口にしようか、肉にするか魚にするか、飲み放題がいいのか、ああでもないこうでもないと話していると誰かが不意にこう言った。
「酒を飲む前に牛乳を飲んでおくと胃に膜が張られてアルコールの吸収が抑えられるらしいぜ」
そんな豆知識にどよめき立つ男4人、理系が雁首揃えてバカみたいだ。気が付くと男たちは250mlの牛乳パックを手にしていた。 夜の歓楽街、覚悟を決めた顔で一人あたりヤクルトにも満たない量の牛乳を回し飲みする男たち。はたから見るとちょっと異様な光景、というかかなりバカみたいだ。 兄弟の杯(牛乳)を交わした男たちは吸い込まれるように金の蔵へ、そして頼まれる大量の酒。記憶はここまでだった。
気が付くと僕は外でしゃがみこんでいた。なんだろう、視界がぼやける。メガネが汚れている、これは、な、なみだ・・・?靴も湿っている様だ、ゲ、ゲロ・・・? 時間が気になり携帯電話を見ると誰かからかメールが来ていた。
「ゴメン、山下君のことそういう気持ちで見れないよ・・・」
???
なんだこれ、わけがわからない。全然思い出せない。でもなにか嫌な予感がする。送信履歴を漁るとこんなメールが送られた痕跡があった。
「おっすー、ひさしぶり!さっき○○駅にいた?」
「いやー、偶然だね!なんか似てるなーって思ったからメールしちゃった!」
「ずっと前から好きでした。」
「このきもちに、うそはないんだ」
思い出したー!!
駅で待ち合わせしてた時、高校のクラスメイトの女の子を偶然見かけて、それで酔ったテンションでメールしたんだ!! いやそれにしてもそこで声掛けろよ、2時間後とかに急にメールされても困るわ。相手も「うん、いたけど?」くらいしか返せないだろうが。
あと3通目、なんなん?
急加速しすぎでしょ。何にも温まってない、どう考えてもそれはそのタイミングじゃない。 ジャブ一発も打ってないのにギャラクティカマグナム放っちゃてるじゃん、技ゲージみたいの1ミリもたまってないのに。ていうかリングにすら上がれてない、対戦カードも決定してない。夜道歩いてる人の後頭部したたかに殴りつけてんのと一緒よ、これ。
しかも4通目見る限り、一度断られてるのに食い下がってるし。漢字変換能力すら失われてるし。マジなんなん?うっわ、キッショ・・・ ていうかきっつー、キツイわー自分距離感の測り方キツイわー
この過ちを忘れない様、僕は今日も牛乳を飲むだろう。明日も明後日も。この心の傷がふさがるその日まで・・・
8/23 AQUA
バイト柄いろんな車を運転する機会があるんだけどさダントツでアクアがウンコ。マジウンコ。まずハイブリッドが欲しいならプリウス買え。まあプリウスはザ・流線型みたいなフォルムのせいで後方視界ゼロだし後部座席もホビット族専用だけどそれでもプリウス買えっての。ていうかプリウスα買え、いま言った欠点全部克服してっから。
あとコンパクトカーが欲しいならデミオ買え。なんか今のはエンジンかけると照準合わせるヤツみたいなのがウィ〜ンってせり上がってきて滅茶苦茶カッコいいからデミオ買え。どうしてもTOYOTAが欲しいならヴィッツ買え。
正直、シフトレバーがプリウス同様近未来感を出すためかブルーのクリアパーツが使われてて超ダサいとか、そのくせプリウスみたいにジョイスティックみたいなやつじゃなくて従来通りのガチャコンシフトレバーなところがやはりクソダサいとか、 バイト先のバツイチ子持ちのオバサンに顔が激似くらいということしかアクアについての情報持ってないけどアクアはウンコ。マジウンコ。
客のアクア移動中にウンコ漏らしたからマジウンコ。
8/22 チョコミントのジレンマ
テキストサイトってのは実に危ないライフワークだ。これは多くのことに言えることだが、物事ってのは境界線に近づけば近づくほど面白くなる。 イタズラも犯罪スレスレの方が楽しいし、度胸試しだってビルから足の半分くらい出すとかするくらいが一番面白い。 境界線にギリギリを攻めれば攻めるほどおまんこに蝶のタトゥーとかした女が「パーリィピーポーサイコー!」とか言いながら半狂乱で踊る、踊り狂う。世界はそんなマッドな狂気に満ちている。
だけど、これがひとたび境界線を越えてしまうとさっきまでの盛り上がりが嘘の様にしらけきってしまう。 イタズラのつもりが犯罪者に、度胸試しのつもりが飛び降り自殺に、こんなことになったら誰も笑えない。 さっきまでノリノリで電池入れ替えたばっかのローターみたいに踊ってた女もドン引き。「パリィ!」とか言って急に何も寄せ付けなくなる始末。帝国重装歩兵か。
そして境界線は一度超えると二度と戻ってこられない。 テキストサイトをやっているとそんな状況によく出くわす。
例えば僕はチョコミントが嫌いだ。はっきり言ってなんであんなものがサーティーワンやセブンティーンのレギュラーとして堂々スタメン入りしているのかはなはだ疑問でならない。 どう考えても他の「メロン」とか「レモン」みたいな果実由来の単色系アイスの方が美味しいし、 ミントの爽快感とやらを味わいたいんだったらギャッツビーのボディシートでアナルを拭いたりハッカ油を全身に塗りたくって悶絶する様子をツイッターにでも呟いていた方がよっぽど有意義な金と時間を使えるだろう。 要するに僕はスースー感なんて他でいくらでも堪能できるわけだからそれをわざわざ食べ物にまで持ち込んでくるなと、そう思っているわけよ。
だけどこれをそのまんま書いてごらんよ、あまつさえはてな匿名ダイアリーとかに書き込んでご覧よ。 すぐに「サーティーワンでストロベリーチーズなんたらかんたら以外を頼む人初めて見た・・・」「惜しいなあ、メロンじゃなくてストロベリーチーズなんたらかんたらだったら完全同意だったのに」「ストロベリーチーズなんたらかんたらのステマか?」 みたいな批判コメントがずらずらと並ぶに決まってるんだ。
つまり僕の意見としては「チョコミントはクソ」これは絶対不変の真理、未来永劫変わることのないジャスティス、だけどその裏には長年チョコミントのスタメン入りを支える熱烈なファンがいるわけ。 姿が見えないからと言ってこいつらを無視してテキストを書くことはかなりリスキー、早い話死が待っていると言っても過言ではない。 だからこういう類のテキストを書くときには何を言われても言い返せるように、いやそもそも反論が生まれないようなテキストを書くためにパーペキな理論武装をして臨まないといけないってわけだ。
そのためには何をするべきか。敵を知り己を知れば百戦危うからず、そう、敵の情報を知らなければ勝つ試合も勝てない。つまり完璧などこから見ても隙のないテキストを書くためにはまずチョコミントを食べなければならないのだ。 チョコミントが嫌いであることを書くためにはチョコミントを食べなければならない、そして敵よりもチョコミントについて詳しくならなければならない。何かが間違っているような気がしないでもないがなにも間違ってはいない。情報戦とはそういうものなのだ。
そして決死の思いで幾百ものチョコミントを食べ終えたとき僕は一つの気付きを得るだろう。「歯磨き粉みてぇな味だ」という気付きを。 そして既にこの時点でチョコミントの良さが若干分かりかけてしまっていることも多々あるのだがこうまでして「歯磨き粉みてぇな味」という最強の矛を手に入れたのだ。 もはや攻撃の手を緩めるわけにはいかない、「歯磨き粉にウサギの糞を混ぜたような味とビジュアル」とまで言い切ってしまってもいいだろう。
多分テキストサイトをやってないそこら辺のブロガー、高知県とかに住んでるようなブロガーは、ここまで材料がそろったことだしそろそろテキストを書くか、と「いざ鎌倉!」みたいな感じで書くかとなるかと思うんですけど、 僕らテキストサイト管理人は違う。おそらくテキストサイト管理人の多くはここで「歯磨き粉にウサギの糞を混ぜたらどんな味がするんだろう」という考えが頭をもたげるんです。 同時に「歯磨き粉にウサギの糞を混ぜたやつを食ったら面白いんじゃないか」とも。
これが冒頭で説明したいわゆる「境界線」というやつなんだけれどテキストサイトをやっていると、このわかりやすくピンクの蛍光ペンで引かれた「境界線」が赤い下敷きを目の前にかざされたかのように見えなくなってしまうのだ。
普通に考えればわかる。嫌いなチョコミントを頑張って食べる、面白い。チョコミントをウサギの糞入り歯磨き粉と言ってなじる、面白い。ウサギの糞入り歯磨き粉を作ってみる、まあ人を選ぶが面白い。 ウサギの糞入り歯磨き粉を食ってみる、もうダメ。ありえない。ドン引き。特殊な性癖の人。グレート義太夫。
とこうやって客観的に見ればどう考えてもアウトなことがアウトだと判断できなくなってしまう。 生き馬の目を抜くようなインターネットチキンレースがこうさせてしまうのだろうか。
チョコミントは例え話だけど、僕にも境界線を見誤ってここには書けなくなってしまったことがたくさんある。 例えば?言えない言えない・・・まあ生き馬の目でヌく、レベルのやつかな・・・?
8/21 朝のレモネード
徹夜明けで家に帰ってきてさ、汗でベタベタで気持ち悪いからとりあえず服全部脱いで、シャワー浴びるのもめんどくさいから適当に洗面台で頭洗ってたら、いつもの癖でチョロって出ちゃった。ちょっとだけ、うんちょっとだけ。8/20 ルージュの伝言
「今日空いてる?」僕の携帯に突然そうメッセージが入った。 差出人は中学時代の友人。もうしばらく会っていないけれども当時はよく遊んでいたユニークでよく気が合い、そしてぽてっとしたクチビルが特徴的な奴だ。
ちょっと連絡が唐突過ぎたから宗教かマルチの勧誘を警戒していったけどなんてことはない、ただ顔が見たくなっただけだったらしい。
話も盛り上がりいつのまにか終電もなくなってしまったので近くに住む友達の家に転がり込むと、なにがどうしてそういう話になったのかよく思い出せないのだけど、3人で合コンするか風俗に行くという話になってしまった。
全員酔っていたから途中経過は全然記憶にはないのだけれど最終的には「とにかくSEXしたい」という結論に至っていた。
始発の時間になったので帰ろうとしたが家主がどうにも熟睡していてピクリとも動かないのでせめてもの伝言として真っ赤なマジックで「SEX」とだけ書いて帰ってきた。
真っ赤なルージュがあったらよかったんだけど。
8/19 半端な夢のひとカケラが不意に誰かを傷つけていく
「山下さんの夢ってなんですか?」アルバイトの休憩中、不意に飛んできた質問に私は虚を突かれた思いがした。
はて、私の夢はなんだっただろうか。思えばそんな質問久しく聞いていない。小学生の時は「テニスプレーヤーになりたい」そう卒業文集に書いたような覚えがある。 その前は大工さんだっただろうか、そういえばサッカー選手だったり普通のサラリーマン、幼稚園の先生やうたのお兄さんなんて夢も持っていたような気がする。 しかしどれも今の夢ではない。私の本当の夢はいったいなんなのだろう。
「じゃあ、大学でなにやってるんですか?」
そんな思考を巡らせる私の姿が答えに窮する様にでも見えたのか、彼女は質問を変えてきた。
アルバイトのシフト表に「今年の目標:授かる!!」とか「今月も避妊する!!」とちゃんと義務教育を終えたのか不安になる、 というかもしかしたらここはSEXのハードルが異常に低い世界なんじゃないか SEXのハードルが異常に低い世界4なんじゃないかと不安になることを開けっぴろげに書くような脳みその出来の彼女にそのような気遣いが出来たのか、とまたしても私は虚を突かれてしまった。
乱れた心を静めるため一拍ほど間を置き、私はこう答えた。
「土木工学っていうか、まあコンクリートみたいなやつだよ」
私の答えに虚を突かれたのか、彼女は目を丸く見開いてこう言った。
「大学にまで行ってコンクリートって、なんか意味なくないですか?」と。
その言葉に私は虚を突かれた思いがしたが、一寸考えると合点がいった。
「山下さん、大学まで行ってるのにドカタだなんてもったいないッスよ」つまり彼女はこう言う意味で言っているのだと。 これは全くの勘違いなのだが無学な彼女に土木工学とドカタの違いを推し量ることを望むのは酷なことだ。 そしてその違いについて私が彼女に説明し理解してもらうことを望むのはより酷なことだと考え、私はこう返した。
「うん、そうかもしれないね」
彼女は返事の淡泊さに虚を突かれたような顔をしていたが、しばらくして私にもう一つ質問を投げかけてきた。
「じゃあ就職とかって考えてるんですか?」
まだ食い下がってくるのかと、私の発す「話をしたくないオーラ」を意にも解さない彼女の鈍さに虚を突かれてしまった。 しかし流石に二度も続けてそっけない返事をすれば彼女も私の心中を察してくれるだろうと思い
「うーん、あんまり将来のことは考えたくないなぁ」
とだけ言うと、そんな答えに虚を突かれたのか、彼女は少し興奮気味にこう返した。
「私だって本当は行きたい専門学校があったのに、私の家は父子家庭でお金がなくてこうしてアルバイトしてるのに、そんな考えで大学に行ってるなんて!」
バイトの休憩時間が突然、年下の女子からの説教タイムになったことに私は虚を突かれた思いがした。そして、 そんなことを知ってか知らずか、私の股間の一物はまだ見ぬ夢を示すかのよう空を指し真っ直ぐに屹立していた。
今日、疲れてるみたいだ。
8/18 時にはシラサギのように
サギは美しい鳥だ。鶴のような長いくちばしに、鶴のような長い首、そして鶴のようなスラッとのびた足に、鶴のような真っ白の羽根。
サギは可哀そうな鳥だ。
結構なアイデンティティを鶴に取られてしまっている上に天然記念物のような付加価値もない。その辺の川とかにいる、めっちゃいる。 あと後頭部のとんがりも偽ウルトラマンとかにありがちな意匠っぽいし、おまけに名前がサギ。はいもう決まり、決まりです。サギは鶴の下位互換です。 これを払拭するにはもうMステで山Pが思わぬアクシデントにも動じず圧倒的な声量で歌い続けるしかない。たぶんそれでもムリ。それぐらいサギは終わってる。
これがもしサギがサギじゃなくてツルモドキとかそういう名前だったら逆にキャラ立ってたと思うし、ナマケモノとかアホウドリとかそういう方面で主に同情を誘う方面でキャラ立ってたと思うし、 グレート目つき悪バードとかならもはや鶴とかと同カテゴリで扱うことすらおこがましい感じの猛禽的ポジションに籍を置けたであろうルックスなのに、あろうことかサギ。 犯罪と同音の名前、しかも犯罪の中でもとびきりジメジメとして陰湿で語尾に「ゲス」とかつけてそうな奴が好んで手を染めそうな詐欺という犯罪と同じ読み方の名前であったせいで勝手にずる賢いみたいなキャラ付けまでされてしまう始末。
まあそんくらい名前って重要、マジ重要よね。
人間にしてみても毒島とかいう名字ってほんとどうなってんのってくらい酷い。毒に加えて読み方が「ブス」だよ?イケメンだったら「婿に来る?(はぁと」みたいな感じで笑い話になるかもしんないけどマジモンのブサイクだったらマジ笑えねえ。 教室に空のギターケース持ってきてて、そのことを問い詰めると「ん・・・まぁ、このあとギター教室行くし・・・はぁ・・・」と当時にしても今にしてみても全く筋の通らない言い訳ぶちかました木本君くらい笑えねえ。 割と結構本気で気持ち悪めだった木本君のあだ名がキモティでそれがいじめでもなんでもなく実に平和的に本人にしても「うん…ア・タ・リ・マ・エじゃん?」みたいな感じで浸透してた高三のクラスくらい笑えねえ。 「YOU達は今日からSexyZoneだから」と宣告されるくらい笑えねえ。
いろいろ話が混ざってよくわかんなくなったけど、つまるところ名前はマジ大事。
だってさ、人に会うと100%訊かれるもんね「ラジオ好きなんですか?」って。 聞かないから、ほんとに全っ然聞かないから。ごくまれにナックファイブつけたら松山千春 ON THE RADIOが流れてるくらいだから。 それだっていうのにこんないかにも「ラジオ聴いてます、ハイ・・・」みたいなハンドルネームにした3,4年前の自分を殺したい、「ラジオとか名乗ったら玄人感、出ね?」みたいなノリでハンドルネームつけた自分を殺したい。 なんなん?山下ラジ男って。大体俺山下でもなんでもないし、ツイッターで検索すると山Pのラジオ番組が引っかかって邪魔だし、和田ラヂヲいるし。マジなんなん?
だから、もう来るところまで来ちゃった感もあるけど名前変える?ってことでちょっと考えてきましたわ。
・ガルネイトボンバー山下
ウルトラマンダイナ・ストロングタイプの必殺技から取った名前。必殺技の持つ力強さとどうにも隠しきれていないバカさ加減が結構受けるんじゃないかと思ってしばらくツイッターでの名前をこれにしてたが見事に反応が無だったので却下。
・TERU醤油
2ちゃんねるの掲示板で決めてもらった名前。そもそも人名じゃなくて醤油の名前だし、どう考えても終わっているため却下。
・富美沢梅男
「20歳以上のパネルをタッチしてください」って言ってないのに「バカにしてんのか!!」って怒鳴られそうだから却下。
・杉原功一
普通にイケメンっぽい名前を模索した結果、なぜかトヨタの新社長と完全に丸被りしていたため却下。
・かまきりエロりゅうじ
おう なつだぜ おれのむすこはげんきだぜ あまり ちかよるな たぶん それいじょう ちかづかれると どきどきしすぎて しゃせいしちまうぜ 却下。
・チンカスファンタジーX-2
却下
うん、やっぱ今のままでいいわ。最高、山下ラジ男最高ーー!!
8/17 ファットブルーム
「ファットブルームって知ってる?」「え?知らん」
「チョコがいっぺん解けてもっかい固まった時にできる白いやつのことなんだけどさ」
「あー、あれ結構おいしいよね」
「なんで?」
「だって俺ホワイトチョコレート好きだし」
「それは違うと思う」
8/16 光り輝く思い出たちよ
僕の同級生はアイドルだ。それがこのアイドル大量生産大量消費の時代にどれほどの自慢になるのかちょっとよくわからないが僕の同級生はアイドルだ。それも2人いる。
一人はちょっと前まではこのまま天下取るんじゃないのって勢いでテレビとか出てた、高校の時クラス一の寡黙なイケメン倉田君がかなり熱心に入れ込んでたあのグループの初期メンバーだし、 もう一人はなんかよくわからない芸人の彼女っぽいポジションに収まりつつあるあのアイドルだ。
もちろんそのどちらとも、というかいままで継続的に連絡を取り合うような女の子がそもそも存在しないのだけれども、風の噂でそのアイドルの交際報道を知ったとき、なんだか無性に笑えて来た。 なんだか胸がデデデンデデデンデデデンデデデンと愉快な音を立てて高鳴るほどに笑えて来た。
だって方や有名人、テレビに出たり出なかったりして栄光のロードをひた走っているというのに、こちとらインターネットの片隅で反復横とびだ。中学時代から一歩も前に進んでいない。
そのアイドルの人生と僕の人生は違う。アイドルがどんなに売れていこうがそんなの関係ない。 お前はお前の人生を歩んで行けよ!そういってくれる人もいるかもしれないけれど、とてもそんな風には思えない。僕には「そんなの関係ねぇ!」なんて言いのけることはとてもできない。
だって彼女は、テレビのアイドルである前に、僕らのアイドルだった。
ちょっと電車に乗ればすぐに東京に行けたり、はたまたキジだのタヌキだのに出くわす、栄えてんだか栄えてないんだかよくわからない場所にあった僕らの中学において、 彼女の醸し出す都会的な魅力、儚げな雰囲気、そして健康的なエロスはちょっと常軌を逸していた。
男子の間にのみ秘密裏に情報共有される「学年女子カワイイランキング」においても彼女は常に不動の1位を誇っていたし、多分学年の男子全員が彼女をオカズにシコりに興じていたと思う。そうじゃなきゃウソだ。
かくいう僕も彼女の斜め後ろの席に座った時は夏とかもう制服が視線で焼き切れるんじゃないか、いやむしろ焼き切れてくれと言わんばかりの勢いで凝視しまくってたし、 放課後教室に戻ると彼女の机の上に文化祭の衣装かなんかで着た法被が置いてあったときはとりあえず着たし。下手こいてそのまま村八分にされる可能性もあったけど後先考えずに着たし。
そんな、中学の時点で既に手の届かない場所にいた彼女が、また、また手の届かないところへ行こうとしている。
たぶん彼女はこれから芸能界の階段を一段抜かしで駆け上がっていく、そしてアイドルから女優へ、女優から政治家へとステップアップしていくことになると思う。 太平洋平和維持活動みたいなよくわからない運動とかに参加しまくると思う。
だけど僕のせめてもの意地として、その時までこのサイトは続けていきたいと思う。そしていつの日か「そんなの関係ねぇ!!」そう日記に書いてやろうと思うんだ。
8/15 面白の宴
八月十五日は何の日か。と聞けば大体の人、たぶん巣鴨とかで聞けば100%近い人が「終戦記念日」だと答えるだろう。無論、僕にとっても八月十五日は終戦記念日で、 毎年この時期になるとモルダウとかのおどろおどろしい音楽をバックに微妙に早回しっぽい映像を載せた戦争のDVDボックスなんかのCMが僕のハートをざわつかせるし、 夏祭りの屋台でケバブを上手に食べられなくてボドボド落としてる女の子を見ると米軍の爆撃機のことを思い出して震えたりする。
だけどそんな今日の日とはもうオサラバだ。 確かにこの平和な日々に感謝したり夏の葬列を読んで作者の気持ちを考える、そんな八月十五日ももちろんあるべき、どんなことしてても頭の端っこには置いておくべき。 でも今年の8月15日は違う、2015年8月15日は「オフ喜利アゲイン」の日だ。
うん、たぶん大半の人は何それ?ってなっただろうから説明すると、そもそも「オフ喜利」という「サイトやブログで普段面白い事を書いている人は本当に面白いのか?」 を大喜利で検証するイベントが昔ありまして、そこでは歴戦のテキストサイト管理人たちがしのぎを削り合っていたわけなんですよ。 それが開催10年目を迎えた今年、4年半の沈黙を破り再び開催されることとなった。それが「オフ喜利アゲイン」というわけ。
これはもう行くしかない、テキストサイトニュージェネレーションXを自称する僕としては行かないわけにはいかない。 しかもテキストサイトをやるにあたってかなり影響を受けたサイト、STAY GOLD!。 僕が中学生の時、文化祭のステージで堂々と披露し全校生徒の爆笑をさらった名作コント「なにを注文してもチーズしか出てこない居酒屋」のネタ元のサイト、STAY GOLD!の管理人 たけしさんが出るとあっちゃあ行かない理由がない。 余談ですがその文化祭、もう一組は完全オリジナルコントと称して「サンドウィッチマンのピザ屋のネタ」をやってました。ほんと中学生の倫理観って破綻してるよな。
まあとにかく過去の過ちを本人に直接謝りたいのとロフトプラスワンのおっぱいの大きい店員さんに会いたいのとで新宿へと向かったわけ。 したらだ、もう埼玉ってこういう呪われた土地なのかなんなのか知らないけどまた知らないうちにスプライト買わされてたからね。 これ昨日の日記読んだ人はわかるように急な大雨で全身びしょ濡れになることとスプライトのイベントでウォータースライダーとか出張ってくることをかけた超高度な大爆笑級の例えなんだけどさ。 まあつまり全身びしょ濡れのぬれぬれ帝国状態で会場入りすることになっちゃってしかも新宿は嘘みたいにピーカンだったもんだから結構恥ずかしかったって話。
ほんで肝心のイベントの中身なんだけどさ、これが困ったことに全く覚えてないの。なんとなーく面白かったという事実だけがこう胸の中にフワフワと浮いている感覚っていうか、 夢みたいだったというか、ほんとそれだけ。覚えているのはたけしさんが見事予選落ちしたことくらいなもんよ。ほんとスゲーイベントだったよ、オフ喜利は。
悪い点とか無だったからね。強いて挙げるならたけしさんに懺悔し忘れたことくらいだわ。なんかタイミングがつかめなくて結局そのまま帰りの電車にシームレス乗車しちゃったことくらいだわ。
あともうひとつ、グッショリ濡れた靴が変な感じに乾いてクサプ〜ンEdition Ver2.1にアップデートされたくらいですわ。
8/14 黒部を目指して
何か知らないけど黒部ダムが見たくなったんですよ。というのもここのところ見るも無残なほど圧倒的に滞ってる仮面ライダードライブ感想、アイツを何とかやっつけるためにバイクに乗って遠出でもして自分の中の仮面ライダー熱を高めようと思いましてね。 それで埼玉から6時間程度で行ける場所ってことで白羽の矢が立ったのがこの黒部ダムってわけなんですけれども、まあ起床14時。
これってもうホントお約束といっても良いんだけれど朝6時にめざましを何重にもセッティングしておいたのにもかかわらず起床14時、さらに二度寝で16時と全く間に合うわけの無い時間に起きてしまったわけ。 それでも決めちゃったことですから黒部に行かないわけにもいかずとりあえず北上してたらさ、なんか体に触れるもんがあるのよ。ポツ、ポツと。
あ、これ雨だ。と気付いた時にはもう時遅し。「あれ?俺、いつの間にスプライト買ったっけ?」って位全身全霊ずぶ濡れになってましたわ。 こりゃかなわんってことで急いでUターンしたんですけど道路がもう「俺が攻撃するのは、月だ!!」って感じでハイドロプレーニングしてまして、トラックとか除雪車かって勢いで両サイドに水柱おったてて走ってやがるんですよ。
それを僕はSMAPの森君を彷彿とさせるアレで一台、また一台と抜かしていくんですけどそのたびにスプライト。バッシャーン!!バッシャーン!!と視界ゼロよ。 バイク乗ってしばらく経つけど運転しながら溺れたのはこれが初めてだわ。
まあこの水が黒部の地を豊かに潤していくんだろうなと思うよ。絶対違うけど。
仮面ライダードライブ感想 37〜41話
8/7 キュアボマー
先日、何とも悲しい事件が起こった。プリキュアの映画を上映する映画館への爆破予告である。
犯人は22歳の大学生、 犯行へ至った理由は「映画のキャラクターたちが一生懸命で元気で明るく前向きなところが羨ましくなり、好きな気持ちが嫉妬に変わった。」というものだった。
この理由を聞いてあなたはどのような感情を抱いただろう。「キモい」「最悪」「ぶっちゃけありえない」と捕まった大学生を軽蔑するような感情だろうか。 確かに彼のやった行為はあまりにも幼稚で、あまりにも卑劣で、そしてあまりにも情けない行為だ。たぶん口も臭いし、もしかしたらパンツとかもしばらく履き替えてないかもしれない。
だけど僕にはそうやって彼を責めることが出来ない。なぜなら僕には彼の気持ちがわかりすぎるほどにわかってしまうからだ。
奇しくも彼と同じ22歳男子大学生である僕がプリキュアを見る理由、それはプリキュアの嬢ちゃんたちがずっと失わずに持っている「純粋さ」「ひたむきさ」「明るさ」がただただ眩しくて、ただただ羨ましいから。それだけなんだ。
よごれっちまった俺達にはもう触ることすらできないその輝きに少しでも近づきたい、ただそれだけの理由でショーケースに飾ってあるピカピカのサックスを眺めることしかできない黒人少年のように、毎週日曜の朝、早起きをするんだ。
だから僕には、プリキュア達を羨ましく思う気持ちがよくわかる。「なんでこんなに一生懸命なんだろう、どうしてこんなに頑張れるんだろう。」僕がプリキュアを見て、そう感じない日はないから。
だからこそ僕は僕が怖い。僕の中の歯車が何か一つでもくるってしまっていたら、そうほんの小さな、何かのきっかけで、僕と彼は、

そう考えてしまうから。
僕と彼の運命を分けたのはプリキュア達の悲しむ顔を想像できたかできなかったか、ただそれだけなのかもしれない。