服装第一主義

2015/11

11/23 いま君が死んだらきっと一生後悔するだろうし、たぶん逆もまた然り。


そういや僕がこの山下ラジ男というわけのわからない人格を作り上げてからもう何年になるだろうか。

確かjugemで「山下ラジ男の今夜の城下町」という壊滅的センスの申し子みたいなブログを大学一年生の夏頃に始めたというのは覚えているのだが、 途中でこのテキストサイトに移行したり留年したりしてそもそも自分が今大学何年生なのかすら正直ピンと来てないこともありそれが何年前の話になるのかちょっとじっくり考えないとわからないからちょっと待ってほしい。




−28日後…−




うん、しばらく時間をもらってちゃんと思い出してみた結果、僕は大学三年生だということを思い出した。それも2度目の三年生だ。途中でゾンビがダッシュしてきたりもしたけどちゃんと思い出した。 つまり僕は実質4年生、ということは山下ラジ男がこの世に生を受けてからもう3年以上が経過したということになる。

そうか3年か、もうそんなに経つのか。思い返してみればいろんなことがあった。

そういえば始めたころの僕はスーパーで肉を切る機械を洗う仕事に打ち込んでいたっけ、週3で冷凍庫の中に入りこんだせいで肺炎になってた。まだバカッターみたいのが流行する前の話だ。 あと自動車免許を取りに行ったこともあった。いまでこそ夜な夜な閑静な住宅街で官能的なエキゾーストを響かせることに熱心な僕だがあの頃は車にビタイチ興味が湧かなかった。 早い話が免許取得に1年3ヶ月かかってた。途中で仮免入所っていうインモラル天使みたいな裏ワザを使ったから余計に5万とか払ってた。早い話がバカだ。 あと留年したりバイト先が潰れたり示談したりとこうやって挙げてみると思っていたよりいろんなことが起こってない。普通だ。うん普通だった。

まあそんなテキストサイト歴だったわけだが3年もやっていれば自分がどういう人間か、例えば得意な文章のスタイル、書くスピード、そもそもモノを書くのに向いているのか、あと包茎かどうかみたいなことが見えてくる。 僕の場合は、日常に起こった出来事を元にある程度形を整えて書くっていうアンビリバボーの再現VTRみたいな文章が得意で人物の掛け合いやショートネタ、あと感想とフィクションが苦手。そして書くのが異様に遅い、カスみたいな文量の日記でも徹夜したりして書くことも多いし、多分こういうことに向いてない上に仮性包茎だ。銭湯に入るときは事前に向いておくタイプの仮性包茎だ。

急にこんなことを振り返りたいおセンチな気分になってしまった自分が恥ずかしくてもう見れたもんじゃないからここまで書いた文章を全部消してやりたいけど恥ずかしついでに最後にもう一つだけわけのわからないことを書こう。

最初に「僕がこの山下ラジ男というわけのわからない人格を作り上げてからもう何年になるだろうか」と書いたけど現実世界の「僕」と「山下ラジ男」はコインの裏表のような関係ではない。 かといって全く同一の存在でもなければどちらかが片方に含まれるようなものでもない。どちらかが本当の自分のようなものではなく、どちらかが嘘で塗り固めているわけでもない。 じゃあなんなんだと聞かれると自分でもなんて説明していいかわからない。

なんで今日こんな日記を書こうとしたのかもちょっとよくわからなくなってしまった。でもたぶん何日後か、何か月後か、何週間後かの僕が見れば今日の山下ラジ男は何を考えていたのか理解してくれるのかもしれない。 多分無理だけど。



11/14 課金してでもスタミナが欲しい

僕の体に異変が起きている。
それが何かはよくわからない、だが何かが、確実に、変わりつつある。

これはおとといのこと。大学が終わりなんかビデオでも借りようと思って帰り道にあるゲオに寄ったんだ。

まずここで鋭い人は気が付くだろう、「ビデオでも借りよう」ってなんだよ、と。この2015年すらもう終わろうとしているっていうのにビデオでも借りようとは何事だと。 正しくは「映画でも借りよう」もしくは「DVDでも借りよう」だろ。いや、それすらもおかしいって、そろそろレンタルビデオ屋の品ぞろえ考え直してもいいだろ。 いつまで「こちらの商品はブルーレイですがお間違いないでしょうか?」って確認しとんじゃハゲ。いつまでDVDで戦ってるんじゃ、PS2の発売って2000年の話だぞ?PS3でさえもう10年前の話になるんだぞって! 流石にもうみんなブルーレイ再生できるって!っていうかそれすらももうすでに古いわボケ、映画見るためにゲオ寄ってる場合ちゃうぞ?ゲーム・映像・音楽の頭文字取ってる場合ちゃうぞ? 海の向こうから月額動画配信サービスがやってきとんのじゃ、ネットフリックスだかHuluだかファック野郎だか知らないけど黒船が大群率いてやってきてるんですわ。 旧作映画を店舗に借りに行く理由なんてもうどこにもないんだよ!あ?あれか、もうあれか? 時代はもう変化に対応できない老いぼれ達はゲオでDVDを借りてクレバーなネットユーザーは動画配信サービスをスマートに利用するっていう時代に突入してるっていうのか?そうなのか、うん、ならいいや。

てなわけでhuluでもなんでもいいからとにかく登録したいんですけどどこも支払方法がクレジットっぽいんスよねー。僕カード持ってないんスよねー。 誰か!学生でも簡単に作れるオススメのカード教えてください!頼んます!!ジジイに、いつまでもゲオのレジで「ポイントカード持ってくんの忘れちゃった、テヘヘ・・・」とふんぞり返ってるジジイ達に差を付けたいんで!!お願いします!!



とここまで長々と書いてきたことは僕の体の異変には全く関係なくて、ただ一点「映画を借りてきた」ということが言いたいがためのそれでして、 というかむしろよくよく考えるとその事実さえもこれからの説明にまったくいらないなというか、別に無理して入れ込もうと思えば入れられるけど端折ろうと思えば全然イケるなこれ、 という恐ろしい事実に気が付いてしまったんですがせっかくなんで前者の無理やり入れ込んで書く方を選ぶことにすると、


学校から帰ってきて映画を見始めたんですよ。スターウォーズ2。このとき大体夕方の6時ね。そんでこう再生すると出てくるじゃないですか、20世紀フォックスのロゴが。アングルを変えて2度も。 それを鬱陶しく思いながらソファに寝転がりながら見てるとなんかだんだんまぶたが重くなってきてさ、いつくらいだったかなアミダラ議員の影武者が爆破されるあたりで記憶が途切れまして、次に目が覚めたら12時だったんですよ。昼の。


うん、あのさ。



君、コアラかなんかなの?



みたいなことが最近めちゃくちゃあるんですわ。20時間近く寝ちゃうなんてことが。

これもうショックとしか言い表しようがないよね、もうさ。本番直前で「光一さん!今日の階段、トゲついてるんで!!」って知らされたレベルでエンドレスショックだよこれ。 しかもこれ、睡眠による体力の回復<運動しないことによる筋力の衰え らしくって日に日にバイタリティが落ちていくんですわ、マジで。「ああ、寝たきりってこういう風にしてなるんだな・・・」ってのをひしひしと感じる。世界仰天ニュースのデブの世界をちょっと覗き見たわ。


そんな僕の姿を見て流石にマズイと思ったのか、友達の中田君が「ちょっと運動しよう!」て言って遊びに誘ってくれたんです。 連れてこられたのは近所の漫画喫茶。なんでも漫画だけでなくカラオケやビリヤード、ダーツなんかも楽しめる場所のようです。 まあ「ちょっと運動しよう!」っていってダーツやビリヤードをチョイスするあたり中田君の頭も「ちょっと病院行こう!」って感じですが、 それでもフットサルやらシャトルランなんかをチョイスされていた場合を考えると僕が川岸で干からびていたE.T.みたいになる未来しか見えないので逆に良かったといえます。


結構長いことダーツをやってたんですけど中田君がピザでいうアナルみたいな場所にバシィ!バシィ!と決めていく中、僕は十万円相当の金貨を矢に交換せずそのまま帰宅したりと散々な結果でした。まあ初めてにしては楽しめたんでよかったです。 ゲームは勝ち負けよりも楽しんだもの勝ちですからね。


でもまあ、そんなことよりも問題なのは、



いま右ひじが筋肉痛でまったく動かせないってことなんですけど。



11/9 映画「Go!プリンセスプリキュア」見てきたので?


ちーっす、今日は午前中の授業がなくなったのでプリキュアの映画を見に行こうと画策していたところ勢い余って午後の授業まで寝過ごしてしまいさらにMOVIXでは上映が昼で終わっているということで大ピンチ。 途方に暮れて録画してた下町ロケットでも見て今日という日を終えようとしたところでイオンシネマが手を差し伸べてくれました「ウチなら5時まで上映あるけど?」と。

いやー素晴らしいですねイオンシネマは通路のところに



こんな粋なポスターがあったりして最高です愛を感じます。そういえば僕が初めて劇場でプリキュアの映画を見たのもイオンシネマだったっけな・・・ あの時はとにかく映画館の店員にロリコンのなんか耳の裏が臭いオタクだと舐められないようにギター背負って行ったっけ。迷惑。明らかに迷惑。威嚇のためにギターを持つのはオタクの悪い癖だわ。

思い出話はここらへんにして映画の感想いきましょうか。ネタバレっぽいものがあるかもなので一応注意しときます。






『Go!プリンセスプリキュア GO!GO!!豪華3本立て!!!』感想



はい、まずこれ「豪華3本立て!!!」って部分が気になってる人非常に多いと思うんですがそうなんです。この映画、3本立てなんです!!


・・・


しかし僕があんまり映画を見ないせいもあると思うんですがこの「n本立て!」「同時上映!」みたいな映画って見なくなってからかなり久しいですよね。たぶん最近ってやってないですよね? 僕が見た同時上映の映画なんて「11ぴきのねことあほうどり&スノーマン」か「爆転シュートベイブレード&サルゲッチュ」くらいですからね、なんだこのラインナップは。いや泣いたけど、スノーマンが溶けるところで号泣したけど。


というわけで最近じゃああまり見ない三部構成の映画なんですがこうなったのはたぶん5〜6年間積み上げてきたアニメっぽいテクスチャのCGのノウハウをそろそろブチまけたい。でも映画一本作るのは体力的にも予算的にもしんどいからなぁ・・・みたいなアレが大きいんだと思います。いや知らんけど。

はい、御託はこれくらいにして本編レビュー開始です。




最初のお話はゴリッゴリにデフォルメされたプリキュアがバッキバキのCGでヌルヌル動く無声映画「いたずらかがみのなんたら」ってやつです。



普段バーチャファイターとかやってる人が見たら映像のあまりの滑らかさに驚いて前の席に座ってる人にしゃがみK喰らわすと思います。時代は進んでます。

プリキュアの映画には、ピンチシーン(スターウォーズでいうとオビワンが壁の変な出っ張りにぶら下がってるあたり)になると 妖精(スターウォーズでいうところのC3PO)が「みんなプリキュアを応援してくれ!」とかなんとか言ってスクリーンのこちら側をえらく煽ってくるんです。 それにちびっ子たちが映画の半券と引き換えにモギリのお姉さんから貰ったミラクルライト(スターウォーズでいうライトセーバー)を一心不乱にそりゃもう肩の関節とかはずれるんじゃって勢いで振ってこたえるんすわ。コール&レスポンスって感じで。胸を張ってサァ、そう!って。 そんで結果、力をもらったプリキュア達が「みんなありがとう!」とカメラの向こう側へ形式的なお礼を言った後、どっから出てきたっていう火事場の馬鹿力的パワーアップを遂げ(地の利を得る)ボスとかを倒す。 っていうお約束になっている一連の流れがあるんですよ。

まあミラクルライトのもらえない僕ら大人はその間グッと拳を強く握ったりしてるんですが、なんでもこの5分も無いような内容も特に無いような短い映画でもミラクルライトを振らせたいらしく、 でも無声映画なんで普段のように「ライトを振ってくれ!」と呼びかけることもできないという制約の中で編み出した方法が、格ゲーで撃ち合いになった時の


「スティックをまわせ!」

と全く同じだったというのがウケました。

あと、トウモロコシを自動で食べさせてくれるマシーンが出てきたところで劇場内は爆笑の渦に包まれてました。



まあここまで全部ウソなんですが、短編と長編の話のつなぎで妖精がでてきて「いやーかわいかったですねー、プリキュア」みたいなことを言うのが白々しくて面白かったです。水野晴郎か。


短編については以上です。




お次は長編「パンプキン王国のなんとか」



これはCGじゃないいわゆる普通のアニメ作品で普段の秋映画の本編に相当する部分だと思うんですが、なんというか3本立てにしたせいで時間が足らなかったのか春のオールスター映画を見てるような感覚でした。要するになんか雑だなって感想です。

あらすじは、プリンセス大会っていういかにもな大会に参加するためパンプキン王国へ向かうプリキュア一行、好意的に迎えられるプリキュア達だがその王国はすでに悪の手に落ちており・・・という清々しいまでにいつものパターン。

そんでまああんまり批判とかすると「じゃあもういい歳なんだからプリキュアなんて見なきゃいいじゃん!」ってなるので書きたくないんですけど、まあ見るし、まあ書くんですけど どうにも悪役が弱かった。

弱いってパワー的な意味じゃなくて、悪役としての理由づけが、説得力が弱かった。 今回の悪役は名前は忘れたけどなんかコレクターらしいんですよ。それでそのコレクションにプリキュア達(女子中学生)を加えるべくプリキュア達(女子中学生)を襲うっていう変態で、 しかもJCをコレクションするためだけにわざわざパンプキン王国っていう国を乗っ取って偽の大会を開催するという涙ぐましいまでに努力家な変態なんですが、そこのあたりの変態性がセリフでさらっと紹介されるだけで全然説得力もインパクトも無いんですわ。 やってること自体は去年の名悪役ブラックファングさんと大してかわりないというのに説得力という点で完全に負けてるんですわ。

あと今回の映画のテーマとしてたぶん「家族愛」が掲げてあるんだけれどもそれが「プリン」というアイテムを使って描写されんのよ。これがさーことごとく響いて来ないんだ。少なくとも僕には。まあこれは僕が父親じゃないから響かなかったんだってことにしよう、うん。

でもそれにしてもプリンセス→プリン←かぼちゃ←ハロウィンってな感じで決めたであろうモチーフ設定はもっとよく検討しろよ。この映画、公開日10月31日だろ?公開2日目以降ハロウィン終わってるんですけど?

まあここまでいろいろ書いたけどスクリーンでミスシャムールが見れてよかったっす。 あとモッチーの歌もよかったっす。こういう全然関係ない歌は「ギャグ100回分愛してください」以来なかったから新鮮だし。


長編については以上です。




ラスト中編「レフィのなんとかかんとか」



長編でキーアイテムっぽく出てきた人形ことレフィが主人公のおはなし。長編の後日譚っぽいがほぼ関係ないっぽい。 そんでこれもまたCGアニメーション作品なんですが短編のそれとは違っていつものエンディングで出てくるCGをバージョンアップさせた感じのやつでした。

はっきり言ってこれもまたお話なんてあってないようなもんなんですが「東映のCGアニメーションはここまで来たぞ」というアピールというかプライドというかクリエイターの意地みたいなのをひしひしと感じました。 ジャッキーの映画見たときみたいな気持ちになりました。

とにかく「あ〜今回はレンタルまで待ってもよかったかもな〜」と思ってたのが中編はじまってから「おお・・・?」となってレフィちゃんが歌いだしたあたりから「ええモンみたな・・・!」となりました。 よくわからない人は「レフィちゃんが歌いだした」を「ジャッキーが傘でバスにぶら下がりだした」と変換してください。

とにかく今言えることはフルCGプリキュアの時代はすぐそこまで迫ってきている!ということです。

最後に悪役の声がフリーザとかレッシーの中尾隆聖さんだったんですけど、この人が引退したら悪役界、ひねくれ界(そんなもんあるのか)は大変なことになるだろなーと思った次第であります。


以上、プリキュアの映画の感想でした。



11/9 忘却の旋律


忘れた、日記の書き方とかぜんっっっぶ忘れた。

いやこれ本当なら更新休止一発目で「えへへ、二ヶ月も日記書かないでいたら書き方忘れちゃいました」みたいなあれで出すべき話題なんだろうけどそういう前フリの活かし方とかも含めてぜんぶどっか行った。消えた。 アナキンがベーダーになった時レベルの喪失感。いや、僕まだそのあたりのシーン見てないけど、エピソード1までしか見てないけど、ディカプリオ似のちびっ子が飛行機に乗る話しかスターウォーズ知らないけどこのテキスト力の低下を例えるならたぶんそんな感じ。

いやマジでみんな日記ってどうやって書いてんの?わからん。まして毎日更新とかしてる人ってなんなん?世界をどんだけセンシティブに捉えてるわけ?完全感覚Dreamerかなんかなの? とりあえず書いてるうちになんかエンジンが温まってきた感を感じ取る準備が出来つつある気配を敏感な人なら察知できるっぽくなってきたんで今日の日記書きまーす。


「おいババア!だからコーンスープは粒たっぷりのやつじゃなくてクルトンが入ってる奴にしろって何回も言ってんだろうがよ!!」

「ごめんねぇ、でも母さんは古い人間だからトウモロコシの粒が入ってないとコーンスープを飲んだ気にならないんだよ。ごめんねぇ・・・」

「うるせーぞババア!確かに各社粒が入ってるタイプとクルトンが入ってるタイプの2種類の商品を用意していることからもそういった需要があることは認めるけどよ、俺はあのクソ味のしねぇ段ボールみたいな食感のトウモロコシの粒が大っ嫌ぇなんだよ!」

「ごめんねぇ、じゃあ今日からは粉末スープを買うのはやめにしてちゃんとトウモロコシと生クリームとで一から作ろうねぇ・・・」


「いや、それは違うだろ。」「わかる。」



以上です。



11/4 KID A


ロック三原則「セックス、ドラッグ、ロックンロール」

かの有名なバンドGLAYが「マジこれ絶対ヒットすんべ」とか言いながら満を持してリリースしたがマジ全然売れなかったことで有名な曲「彼女の“Modern…”」の歌詞にも登場する、 完全にそう歌っているのだがTAKUROなりに世論とかダメ、ゼッタイ。とかの方面に配慮したのか、はたまたバンド名の由来を「黒(ロック)でも白(ポップ)でもない」と言ってしまった手前引っ込みがつかなくなってしまったのか歌詞カードには「S、D、R」とぼかして書いてあるあの言葉。 改めて説明するまでもないと思うがこれは、ロッカーたるもの手マンのときに相手が痛がらないように常に爪を短く切りそろえておけ、長いと普通にギターも弾きにくいし。という意味の言葉なんだが実はテキストサイトにもこれに相当するものがある。

それは「非モテ、下ネタ、更新休止」だ。

その意味はもちろん、テキストサイト管理人たる者モテざるべし、たとえ現実ではニッセンでコンドームを定期購入しなければならないほどコネクティブ・ラブ・コミュニケーションに明け暮れていて実はこうしてテキストを書いている最中にも机の下でフェラとかされていたとしても黙っているべし。 あと隙があればいつでも下ネタを差し込むべし、チンポ、最後にサイトは糸が切れたように更新を止め、数ヶ月〜数年後思い出したかのように再開すべし。という意味だ。

このテキストサイト三原則を踏まえてみれば僕が「カラス避けみたいな乳輪」というフレーズをサイトトップに表示し続けたまま2ヶ月もの間姿をくらましたことにも納得がいかないだろうか?そうか、いかないか。



まあそれはそれとしてさ、ロックで思い出したんだけど田中宗一郎がテキストサイトやってたらかなりいい線行くと思わない?ほらスヌーザーのレビューみたいに日記を書いたらさ面白いと思わない?




4月15日

アイザック・ニュートン『プリンキピア』

一つのリンゴがその枝から落ちたとき、確かにその世界は色彩を変えた。ついさっきまで僕らを拒絶し続けていた世界がその瞬間から輝きだした。 そう、アダムとイブが禁断の果実を口にしたようにニュートンはこの世の法則、因果律のすべてを手に入れた。

教えてくれよサー・アイザック。君の見た世界の本当の姿を、僕らは君の示したベクトルに向かって進み続けるだけ。 ただ慣性の法則の赴くままに踊り続けるだけだ。

希望に満ちた世界をありがとう、俺達はやるよ。








5月13日

第2宇宙速度

そう、確かに自宅の持つ絶望的なまでに強大な引力を振り切るべく出発した。 しかしそんな僕ら自己防衛のためのエクスキューズの引力圏を脱出出来ず綺麗な放物線を描くように帰路に着き、はるか遠くで世界は嘲笑っていた。

クソッタレな大学の閉塞感に押し殺されそうになるけど世界の真実に辿りつけるその日まで僕らは離陸を続けるよ。

誓うよ、ケプラー。








7月26日

助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて








7月29日

必修講義『力学基礎』の試験勉強をしようとして、いきなりその後の2日間、アシッドで落ち始める時のような状態がずっと続いて、すべての意識が高速でぐるぐる回り続けて、ずっとスマホをいじるか、ずっと部屋の掃除をするかしかできなくなった。

結局、単位と成績とを傷つけることにしかならないオナニーとゲームに逃避して、どこまでも嫌なやつに徹することで、どうにか凌いだ。50時間以上かけて、僕が書けたのは一言だけ。「助けて」。 そして、気が付けば、学科の何人かが同じような状態に陥っていた。どういうことだ?

でも、アイザック・ニュートンは、こんな苦しみにずっとひとりで耐え続けてきたのだ。なのに、俺は何をしていたんだろう?






ダメだこりゃ、廃刊だ廃刊。



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