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服装第一主義

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シュレディンガーのウンコ

シュレディンガーの猫という有名な思考実験がある。


どんな実験かというとまず、蓋のある箱を用意して、この中に猫を一匹入れる。箱の中には猫の他に、放射性物質のラジウムを一定量と、ガイガーカウンターを1台、青酸ガスの発生装置を1台入れておく。

もし、箱の中にあるラジウムがアルファ粒子を出すと、これをガイガーカウンターが感知して、その先についた青酸ガスの発生装置が作動し、青酸ガスを吸った猫は死ぬ。しかし、ラジウムからアルファ粒子が出なければ、青酸ガスの発生装置は作動せず、猫は生き残る。

一定時間経過後、果たして猫は生きているか死んでいるか。

この系において、猫の生死はアルファ粒子が出たかどうかのみにより決定すると仮定する。そして、アルファ粒子は原子核のアルファ崩壊にともなって放出される。

このとき、例えば箱に入れたラジウムが1時間以内にアルファ崩壊してアルファ粒子が放出される確率は50%だとする。この箱の蓋を閉めてから1時間後に蓋を開けて観測したとき、猫が生きている確率は50%、死んでいる確率も50%である。

したがって、この猫は、生きている状態と死んでいる状態が1:1で重なりあっていると解釈しなければならない。

我々は経験上、猫が生きている状態と猫が死んでいる状態という二つの状態を認識することができるが、このような重なりあった状態を認識することはない。


ということらしいです。いまWikipediaで調べました。




はっきり言ってなんのこっちゃわからないという人が90割だと思うので、そんな頭パッパカパーな読者の皆さんのために非常にわかりやすくウンコに置き換えて説明すると、下痢なのにヨーグルトを一箱食べてしまって整腸作用が完全に悪い方向に、マイナス×プラスで思いっきりマイナス方面に向かってしまうことってよくあるじゃないですか。

しかもそういう日に限って全く手を付けてないレポートの提出日だったりして思いっきり徹夜、というかもう昼だっていうのに全く終わる気配すら見えない。もうこうなってくるとずっとパソコンの前に座りっぱなしで文字を打ち込み続けないと絶対に終わらない。するとここでさっきの「下痢×ヨーグルト」という伏線が効いてくるんですけれど、なんというか下腹部のあたりに違和感というか変な汗が止まらないというか端的に言うとウンコしたい。

皆さんも経験あると思うんですがウンコを我慢していると異常なまでにIQが上がってくる。平常時が「クリックした回数よりもCtrl+Alt+Delを同時押しした回数のほうが多いんじゃね」というくらいフリーズしまくっていたWindows Meのポンコツノートだとするとウンコ我慢時は最新のクアッドコア搭載パソコン位まで性能が上がりますからね。CPUの75%はウンコ我慢に割り振られてますけどそれでもポンコツノートよりずっと速い。

ものすごくウンコに行きたいのだけどレポートがサクサク進んでしまうのでウンコに行けない。それでもウンコIQ上昇のおかげでレポートもあと一文というところまで来たので「これを書いたらウンコに行こう」と気合を入れなおしたら「ブリッ」っと、なんかお尻のほうで嫌な感じがしたんです。つまるところ出ちゃった(つまっているのに出ちゃったというのが笑いどころ)ワケなんですがちょっと待ってください。僕はまだ漏らしてはいません。


ウンコによる福音書、第五章4行目によると「パンツを汚したとき、漏らしたのである、パンツは捨てられるであろう。」とあります。つまり「パンツにつかなければセーフ」ということ。たしかに僕のアナルからはウンコが出ましたがそれがパンツについたかどうかは観測されていないんです。




この状況を言い換えると「ウンコのついたパンツとついてないパンツが1:1で重なり合っている」ということ!

 




まあ、思いっきりパンツについてたんですけど。

 




ここまでくればもうお分かりでしょう。
実際には「ブリッ」っといった時点でパンツにはウンコがついているのに実際に観測するまではウンコのついたパンツとついてないパンツが重なり合っていることになっている。だがそんなことはありえない、ウンコのついたパンツにクリーンなパンツが重なった時点でそのパンツはもはやクリーンとは言えずおもらしパンツと化してしまう。だからウンコのついたパンツとウンコのついてないパンツが重なり合う状態なんてありえない。



シュレディンガーの猫はそのことを主張した実験なのだ。

 

 


だけど、僕は本来なら相反する事象が重なり合った状態に遭遇したことがある。


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確かあれは僕が小学三年生くらいの時、夏休みに親父と二人でプールに行った時だった。

二人でプールに来たとはいっても、いつも親父は小学生の息子を残し50mプールでひとりストイックに泳いでいたので僕は流れるプールでお姉さんのお尻をアクシデントを装い触る練習に明け暮れていた。


さすがに休憩時間は合流するのだが、僕はその時間が本当に嫌だった。


なんでも親父は学生時代、水泳でブイブイいわせていたクチらしくそのころの栄光が忘れられないからか学生時代の海パンを履いていたからだ。しかもその海パンというのが、当時でも絶滅寸前だったブーメランパンツ(極彩色)だったからだ。


極細ブーメラン(極彩色)を履いた中年オヤジなんて嫌でも目に付く。


「ちょっとアレ見てみ」


「うっわー、ダサ。マジありえないんですけど」


「っていうかあの隣の。アケミの尻触ってきたガキじゃね?」


「サイアク。」


みたいな感じで僕の悪事が明るみに出ることはなかったんですけど単純に恥ずかしかった。



なんだかんだで帰る時間になったので、車で家へ向かっているととんでもないことに気づいてしまった。

 


「ウンコしたい」

 


長い時間プールの水につかっていたのが悪かったのか相当の便意がやってきた。
ヤバい。アスファルトがオフロードじゃないかと思えるくらいヤバい。出る。
なんでこのレベルの便意の接近を察知できなかったのか。気配殺しすぎだろ、アサシンか。


とにかくこのまま家まで持つわけがないので親父に緊急事態であることを伝えるがコンビニ、が、無い。


五分近く走り続けるも全く無い。


我慢を続けるのももういい加減に限界。
意識が朦朧としすぎて「括約筋大活躍!」とか考え始めるくらい限界。



とそのとき




「おい、大丈夫か!コンビニあったぞ!」




そう言う親父が指差す先には青く光り輝くローソンの看板が!



たぶん90度近く斜めに駐車した車から颯爽と飛びだし、店員に一言告げ、答えも聞かず、トイレへ向かった。



なんか後ろから「たしか人が…」みたいなことが聞こえた気もするけどまだわからない。ドアを開けてみるまではわからない。確率は常に50%なんだ。

 



 

使用中

 



 

ドアを開けて観測された事実は憎いほど真っ赤な使用中の文字だった。
そりゃそうだ、店員が中に人がいるって言ってるんだもん。




しかしまだ希望はついえていない。




どんなにウンコが長かったとしても5分はかからない、しかも店員の感じから察するに結構前から入ってるようだ。
おそらく一分以内には出てくるはず。あと一分ならもつ。括約筋大活躍!



 

ジャー



 

予想通り一分後には水を流す音が聞こえ、中からは僕と同じくらいの子供が出てきた。



 

ドアが開くまでは悪魔にも思えたこの子供がいまや救世主に見える。
やはりドアを開け、自らの目で観測してみなければいけないな。
そう思いながらトイレのドアに手をかけると中からすさまじい力で引っ張られドアは再び閉ざされてしまった。



 








 




状況が理解できずに何度もドアを開けようとするが中から強固にロックされていてビクともしない。しばらくすると何事もなかったかのようにドアが開き、中からはさっきの子供の母親が出てきた。

うん、なんか親子でいっしょに入ってたっぽい。






ありえない、






トイレの中ではウンコを出し終わった状態とウンコを出す前の状態が重なり合っていた。
シュレディンガーの猫では説明がつかない。
というか常識的におかしい。個室に二人で入るな。

 

 

 



 

ああ、ウンコ?漏らしましたよ。

 


 


パンツにウンコがつくとかそういうレベルじゃなかった。ウンコにパンツがついてた。 仕方ないから僕は親父が履いてたズボンを借りました。
なぜか親父はブリーフの上からブーメランパンツを履いてた。


 



ウンコのついたパンツとついてないパンツが重なり合うことはないけど、ブリーフとブーメランパンツは重なり合うことができるんだ。

 


 





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